授業で荒れを立て直す教師になる講座(開催終了)

(第1回長谷川博之セミナーin北海道)

主催 TOSS中学小樽

『中学校を「荒れ」から立て直す!』・『生徒に「私はできる!」と思わせる超・積極的指導法』の著者

長谷川博之氏の札幌セミナー開催!

 

2014年10月19日(日)

午前9:00受付開始

午前9:30開会 ~ 午後12:30終了予定(3時間)

TKP札幌カンファレンスセンター 7階A会議室

 

講師 長谷川博之氏(埼玉県公立中学校教諭・TOSS中学代表)

 

【主な講座内容(予定)】

(1)なぜ学校は荒れるのか。その原因は何か。

(2)模擬授業で教室の発達障害児への対応力を磨く

(3)授業の中でこそする生徒指導=「生き方指導」・「自分にもできる!」と思わせる積極的生徒指導とは

(4)模擬授業に挑戦するからこそ授業の腕が磨かれる(TOSS授業技量検定 D表検定)

(5)保護者の信頼を勝ち得るための三ヵ条

(6)授業で荒れを立て直すためのQ&A

【お申し込みのご案内】

 「叱って、怒鳴って、皮肉を言って」授業や学級経営をするのではなく、「教えて褒める」、積極的な生徒指導で学校を立て直す経験を持つ、長谷川博之氏の札幌講座を開催します。

 教師自身が変革し、授業を変える教師人生を共に歩みませんか? ぜひ、ご参加下さい。

セミナーチラシ
本セミナーのチラシをダウンロードしてお使いいただけます。
140816hh.pdf
PDFファイル 249.0 KB

【著書から紹介】

 担任学級だけでなく、学校全体が一年前とは比較にならぬほど変容した。当然私一人の力ではないが、他学年の保護者までもが私宛に手紙や電話を寄こし、感謝の言葉をくれた。日記帳七ページをぎっしり埋めてきた男子は、小学校時代数回にわたり警察のご厄介になった子であった。

 

 いま、この学校が大きく変わろうとしている。それもこの中学校に来た

一人の先生のおかげである。もし、長谷川先生がこの学校に来なければ、この学校は変わっていなかったと思う。もし、こんなクラスに当たっていなかったら。もし、こんなにも難しい子どもたちではなかったら。こんなにも変わらなかっただろう。伝統や絆など多くのものは生まれなかっただろう。

 この学校、そしてクラス、また自分はこんなに変われた。長谷川先生に会っていなかったら、変われなかった。

 あらためて長谷川博之という人に会えてよかった。

 

 私がしたことの中心は、「校内に授業力向上のシステムを構築すること」と、「日々の授業の質の向上に努めること」であった。

授業という「学校教育の中心」にアタックしたからこそ、学校そのものが変化した。私はそう確信している。授業を変えようと思えば、教師が思想も方法も、主体変容(相手を変えようとする前に、まずは自身を変えること)せざるを得ないからである。(『中学校を「荒れ」から立て直す!』学芸みらい社より)

【著書から紹介】

 担当学年が入学してすぐのことである。数人の男子が授業をかき回した。授業のたびに涙をためて帰ってくる女性教師もいた。

 騒ぎの中心に毅(仮名)がいた。家庭に恵まれない子だった。入学式初日から女子の腹に蹴りを入れた。席の周囲の子を何度もこづいた。一週間で制服のファスナーを壊し、ワイシャツに短パンで登校した。授業中鉛筆の芯を自分の頭に刺したり、「ドドドドド」とマシンガンを撃つ真似を何十分間も続けたりしたこともあった。巣をつついて蜂に刺されたり、捕まえた鼠に指を噛まれ通院したりもした。興奮してマーガリンを壁に塗りつけたことも、給食の大缶にスプーンをつっこんで直接食べようとしたこともあった。

 彼が「悪さ」をするたび、二人きりになって話をした。うつむくままの彼に、私はいつも同じ言葉を語った。

(中略)

 先日、彼から連絡があった。「先生、就職が決まりました。初任給で焼き鳥、

ごちそうします!」(『生徒に「私はできる!」と思わせる超・積極的指導法』学芸みらい社より)